暑寒別天売焼尻国定公園
☆暑寒別岳(1492m)☆
2007/07/23 
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増毛山系の主峰・暑寒別岳には、登山道が3コースある。雨竜沼湿原経由コース・箸別コース・暑寒コースで、昨年途中で挫折した、一番きつい雨竜沼湿原経由コースをまた登ることにした。

宿泊した南暑寒荘
滝川のスーパーで買い物をすませ、夕方にゲートパークに到着した。管理棟で入山届けと宿泊料(1000円)と協力金(500円)支払い、南暑寒荘の入る。設備が整っていてきれいな建物です。明日に備え早く寝ることにした。寝袋に包ってウトウトしてしていたが、床が固く寝返りを何回も繰り返すうちに3時になってしまった。
(寝不足が心配だ!マットを持ってくるべきだった。)
顔を洗い、お湯を沸かし、コーヒーと軽い朝食を摂り、準備を始める。

吹抜けのロビー奥の給湯室には冷蔵庫・電磁調理器・鍋・やかんがあります。

湿原のエゾカンゾウ・ヒオウギアヤメと南暑寒岳・暑寒別岳
2006/07撮影
いよいよ長丁場の暑寒別岳までの往復です。日帰りには相当に厳しいコースなのでAM4:00に出発する。
登ることに専念するためにカメラはリックの中にしまいました。湿原は今回で4回目なので一気に登り、テラスも素通りして湿原展望台に到着した。(6:20)休憩(10分)
ここから南暑寒岳までは、笹道をだらだらと登りだが、歩いていくあいだに、ズボンは膝の上まで朝露でびしょ濡れになってしまった。スパッツも泥だらけ(歩き方が悪いだけ!)
南暑寒岳(8:00)-休憩(20分)

池塘と南暑寒岳
2006/07撮影

湿原の木道
奥の山は暑寒別岳
2006/07撮影
尾根伝いに糸のように道が暑寒別岳まで続いている。何回も登り降りがあり、かなりきつそうだ。ここから先に行く人は、まだいない。エネルギーを補給して、意を決して暑寒別岳に向かう。急坂の180mを一気に下ったが、復路の苦しさを思わずにはいられない。ちょっと歩いては休み、再び前進だが、きつい上りでは一歩一歩やっとの感じで上っていく。直ぐに緩やかな上りの尾根歩きとなり、快晴で暑くきつい。周りの風景も目に入らず足元だけを見ながら進む。八合目のハイマツ地帯で、もう限界になり、座り込むしまつでやはり寝不足がたたったか? 暑寒別山頂からの湿原

歩いてきた尾根
やがて崖が見えてきた。近づくと、いまにも足元から崩れそうになった崩壊地でロープが張ってあるところを慎重に通過する。続いて凄い上りだ、こうしてどんどん高度を稼いでいく。次第に傾斜が緩くなり、ようやく頂上方面が見えてきた。頂上直下の広いお花畑だが楽しんでいる余裕がない。11:00、無事登頂。歩き始めて実に7:00分経過している。カメラを出して少し写真を撮るが帰りの時間を考えると帰りも写真を諦めることにした
山頂

反対側の尾根
そうしているうちに睡魔が襲ってきてついウトウトと寝てしまった。1時間経過後。長い復路のことを考えると早めに戻り始めなければ日が暮れてしまうので、下山開始は(12:00)、上りできつかったところは、下りが更に大変だったが、何とか、南暑寒岳への登りへたどりついたときは、歩き疲れと暑さでかなり疲れた。結局、予定より1時間遅れてやっとの思いで登り返した。
数年前までは尾白利加山と呼ばれていた奥徳富岳(1346m)と吊尾根で繋がっている群別岳(1376m)
南暑寒岳(15:30)-休憩(10分)
後は一気に下りるだけだが雨が強くなってきて、全身ずぶ濡れになってしまった。湿原展望台を横に見ながらやっと湿原に着いたのは(17:00)を過ぎてしまった。もう湿原には人影が見当たらない。後は脇目も振らずに下りるのみで、登りでは何とも思わなかった湿原からの下りの道も、こんなに急だったかと思うほど疲れて棒のようになっている足にはきつい。やっと登山口(18:40)に戻ったときはもう薄暗くなっていた。後30分遅れていたら真っ暗になっていたかと思うとぞっとした。
反省...寝不足は駄目!写真が撮れなかった!途中で引き返す勇気(八合目のハイマツ地帯で引き返そうかと思ったが!)

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